• テキストサイズ

【R18】夜行列車は逆ハー行き

第1章 傷心旅行




「…ばーか」

初めてできた彼氏は3日で親友に奪い去られた。

仕事も手につかず、ふらふらとした私に周りは遠出することを勧めた。

とはいえ、自分のために稼いできたお金。

あんなやつのために使っていたら…なんて考えると、さっさと自分で消費してしまおうと思った。


「楽しく旅を!」


そして周りに言われるがまま、私は寝台列車へと歩みを進める。

初めての一人旅。

それがまさか傷心旅行になるなんて。



「ここかな」

寝台列車…もとい夜行列車は奮発してダブルの個室を選んだ。

車窓からの景色もいい感じだ。


「んー、」

ただひとつ、乗車して数分ではあるものの、今だに女性客が見当たらない。



/ 87ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp