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【櫻井翔/R18】せっくすれす。

第2章 抱けない理由




「ただいま」

帰宅したのは午前2時半。

辺りはすっかり寝静まり、七海の声も聞こえない。

今日はいつになく忙しくて、メールを送る暇も無かった。

罪滅ぼしのために夜中でも営業している店のケーキを買ってきたけど

きっと君はまた怒るんだろうな。

そんな暇があったら早く帰ってきて、と。

でもそんな怒った顔が見たいからつい買ってきてしまう。

なんだかんだ言いながら食べる君が好きなんだ。




「七海はおねむか」

寝室のベッドを独り占めせず、ちゃんと俺のスペースを空けてるあたり可愛いな。


ケーキよりも君を食べてしまいたい。

本当は今すぐにでも襲ってしまいたい。

仕事の疲れなんて君を見ると吹き飛ぶんだ。



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