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萌え萌え短編集

第1章 テニスの王子様


☆越前リョーマ☆
☆宿題☆

「うわぁー!!こんなの終わらないよー!!」

「うるさい、黙ってやる」

「リョーマ…ちょっと見せて?」

「やだ」

「ぶー!けちっ!」

「早く終わらせて一緒に遊ぶんでしょ?」

「はっ!そうだった!!頑張るよ!」

「口じゃなくて手を動かす、俺もう終わったからさなえも終わったら起こして」

「え、嘘!ちょ!リョーマ!」

「……」

「うわ、ほんとに寝た…
せっかくリョーマとあーんなことやこーんなことして仲良く宿題終わらせる予定だったのに…」

ー1時間前ー
「リョーマ!遊びに来たよ!!」

「朝から元気だね」

「あのね!昨日宿題出たでしょ?それ一緒にやろうと思って
で、終わったらデートしよ!」

「…別に良いけど、俺ほとんど終わったから」

「え、嘘!」

「ま、良いから上がりなよ」

「うん、お邪魔しまーす…」

「お茶いれてくから先上がってて」

「はぁーい…」

はぁ、私なんて1問目でつまずいて終わりそうにないから助けてもらおうと思ったのに…
リョーマ、意地悪だから絶対教えてくれないよなぁ…

「じゃ、宿題やるよ」


で、没頭に戻る

うぅー!気持ち良さそうに眠りやがってぇー!!
イタズラしてやる!

えーっと、ペンペン…
ペンどこだぁー…

…ない?!
くそっ!かくされた!!

ん~、じゃあ、代わりに何か…
んー…
えー…
嘘でしょ!何もないんだけど!!
これじゃイタズラもできない
はぁ、宿題しよ…

それからまた二時間

「うがぁー!!全然わからん!!」
私がわめくと
寝ていたはずのリョーマが後ろから抱き締めてくれた

「うるさい、早く終わらせて出掛けるよ」

突然のことにビックリしたけど優しいリョーマに嬉しくなる
「うんっ!」

リョーマが手取り足取り教えてくれて、わからなかった問題もスラスラ解けるようになった

「やったー!宿題終わったよ!!」

「もう、3時だね」

「遅くなっちゃったね、ごめん…」

「今日はデートはやめて、昼寝にしよう」

「でも…」

「良いから、おいで」

リョーマに呼ばれて同じ布団に入る

「デートは明日しよう」

そう言って抱き締めてくれるリョーマにドキッとする

「大好きだよ!リョーマ!」

彼の頬にちゅっと軽くキスをしてまぶたを閉じた

(良い夢見れそうだなぁ♪)
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