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【ハイキュー】大王様の奴隷〜命令H〜【R18】

第9章 露天風呂


シホside


「温泉どうする?」


午後は二時間ほど迷惑をかけてしまったのにも関わらず、潔子さんは私に笑顔を向けた。


どこからそんな優しい心が…。


「夜ご飯まで時間あるので先に行きません?」


あれから、あのまま私は部屋に帰り潔子さんと合流した。


本当に申し訳ないと思ってる。


潔子さんはずっと課題をしながら待っていてくれたらしい。


私のせいで計画は大幅にずれて、できなくなってしまったこともあったし。


お風呂セットを用意している私に、潔子さんは文字通り天使の微笑みを向ける。


「気にしないで。シホちゃんが今年マネージャーに入ってくれなかったら、今頃一人だったから」


……潔子さん!


もう一生ついて行きます!


先輩は頼りになるな…とかとは違うけど、潔子さんが言うことは本当に信用できる。


真面目だし優しい人だってことをわかっているから、嘘じゃないってわかるもん。


浴衣も用意して部屋から出ると、ちょうど男子組も温泉に行くらしく鉢合わせした。


「シホ!大丈夫だったか?」


影山が私を見るなり不器用な心配した顔をして駆け寄ってきた。


あまりの勢いで腕を掴まれて、開いた目が閉じない。


……怖っ。


「う、うん。岩泉先輩が途中で解放してくれたから」
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