• テキストサイズ

【ハイキュー】大王様の奴隷〜命令H〜【R18】

第6章 恋の逆ハーレム


わかってたつもりだけど、今本当に痛感したのかもしれない。


いかにこの人の前で岩泉先輩と付き合ってる事がいけない事か。


今までは岩泉先輩と付き合っていたいから隠してたけど、もうひとつ背負うものができてしまった。


この人にバレたら、私のせいで青城のバレーが崩れるかもしれない。


それだけは嫌だ。


岩泉先輩から何を奪っても、バレーだけは奪いたくない。


「そんな強張った顔しない」


いつもみたいに笑顔になると、及川先輩は私の肩を叩く。


強張った顔の原因、及川先輩なんだけどな。


この人、本当時々怖くなる。


まるで及川先輩じゃないみたいな。


「飛雄を好きじゃないなら教えてあげないこともないよ」


「本当ですか?」


「うん」


「どうすればいいですか?」


「ようは、飛雄ちゃんがシてる最中やめて空気悪いんでしょ?」


ん、んーと…まあ。


もっと私に要因があるんだけど、そんな感じかな。


「じゃ、命令だ。合宿中に飛雄とシな」


「とびっ…?えっ、影山っ…合宿…え、え、っ……ええぇぇーっ⁉︎」


「ちなみに、飛雄以外とするのは禁止ね」


バタン……


ちょっと待って及川先輩。


『お母さん失礼しました〜』


『あら、もう行くの?お菓子持ってく?』


待って、影山と……?


そんなあぁ……!む、無理いっ!!!


及川side


帰り道に、シホのお母さんから貰ったお菓子を食べながら明かりのついたシホの部屋を振り返る。


「おいしー!これ!」


シホのやつ、皆に好かれちゃって妬けちゃうな。


それに、後ろめたそうに飛雄との事話しちゃって、誘惑でもして失敗しちゃったかな?


ま、昔のシホならあり得ない事だけど。


でもセックスにシホの意思は必要ない。だから、そんな事しなくていい。


どうして俺がセックスでシホを支配したいかがわかった。


……自分の手に負えない何処かでシホが勝手に動くのが怖いんだ。


だから手が届かなくなる前に関係ないところさえも俺の支配を巡らせておきたいんだ。


俺、もう裏切られたくない。


お前が欲しいんだよシホ……。
/ 307ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp