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Dye D? 3

第13章 協力




 横山以外のメンバーは

二人の叩いていた音を聞いて

部屋に集まって来ていた




更に、二人の話を聞いて

衝撃を受けていた



大倉「雪が、ここから・・・」




大倉は雪が見えた窓に立ち

愛おしそうに窓を見つめていた



ミナはその大倉を見て驚いた






窓に大倉の姿は映っていなかった

大倉だけではない

彼らは誰の姿も

窓に映し出されていないのだ




ミナ「!!!!!!!!!!!」




ミナは震える身体を抑える事は出来なかった

その様子を感じたミヨは

優しくミナの肩を抱いた





ミヨは何故か

この人たちを怖いと感じていなかったのだ

自分と同様に

深い闇を持っている事を感じていたから




今は、動揺している

ミナを守ろうと思った

何があっても自分が守ろうと

決めていたのだった






そんな二人の様子を見ていた

錦戸は冷たく言った




錦戸「俺らは闇の生き物や

鏡には映らん・・・・」




その言葉がどこか寂しそうに

二人の耳に届いたのだ




抱き寄せ合っている二人の前に

村上が静かに近寄って来て




村上「詳しく、もう一度聞かせてくれるか?」




村上は頼むような感じで話しかけた

するとミナは震えながら頷いた





ミヨ「私が、このカーテンを開けると

雪さんが映っていたんです

そして・・・・

必死で私たちに何かを言っていました・・・」






その言葉に大倉が二人の前にしゃがみ込むと

目線を二人に合わせ




大倉「雪は、なんと?」




その大倉の瞳は悲しみに濡れていた

二人が見ても

大倉がどれほど雪を心配しているか分かった




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