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Dye D? 3

第68章 対決【後編】






ミナと吸血鬼たちは睨み合っていた


ミナは錦戸の言葉で

落ち着きはどこかに行き

焦りが見えていた


その姿を見て

錦戸は意地悪そうに微笑んでいると


横山が業を煮やして

錦戸に聞いたのだ



横山「お前は雪に何を聞いたんや?」



その言葉で錦戸は静かに話しだしたのだ


錦戸「雪は言ったんや

こいつは恐怖で強くなると

こいつを怖がれば怖がる程に

強くなるやって」


横山も思い出した

向こうの世界で安田が言っていた事を



横山「なるほどな・・・・」


ミナの身体が震え始めたのを

誰の目からも見えた


すると丸山が後ろから話しだした



丸山「雪は僕たちでさえ恐れなかった精神を

人間の時に持っていたから

それを見破れたのかも知れないね・・・」



その言葉に大倉が静かに頷き


大倉「誰よりも強い精神を持ってると思う・・・」


その言葉を聞きながら

横山がミナに言った



横山「やからお前は

より怖がらせる方法を

回りくどく取ってたってわけか」




その言葉に錦戸は頷きながら笑った



錦戸「俺は、今のこいつを見て

必死で強がって風に見えてさぁ

笑えて仕方ないんや」



錦戸に笑われ続け

ミナの表情が怒りに変わっていく



丸山が静かに言った



丸山「それは、感覚の鋭い

亮ちゃんだから分かったんだね

だから貴方は

亮ちゃんを向こうの世界に連れてった・・・」



ミヨは静かに怒りを抑えるように俯いた



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