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Dye D? 3

第52章 違和感







一人真剣に考えている丸山を見て



錦戸「マル?」



錦戸に気が付き心配そうに声を掛けた


丸山はその声に微笑みながら答えた





丸山「大丈夫だよ・・・・」



その言葉に安心したように

錦戸に微笑みを見せた




すると安田が

今度は自分が思い出した事を口にだした




安田「でもさぁ・・・

あん時の雪も変やったと思うんや?」



その言葉に錦戸は不思議そうな顔をした

すると安田は錦戸に言ったのだ



安田「やって

あん時の雪は動かんかった

ずっと静かに見てたやん」



その言葉に錦戸は思い出すように考えた

その姿を見て

安田は話を続けたのだ




安田「それまでは俺らでさえ驚くように

相手に動いてたやろ?」




錦戸はやっと理解した



錦戸「そうやな・・・

すごかったな・・・」




話の意図が見えない丸山が

二人に訊ねた




丸山「ねぇ・・・どう言う事なの?」




すると錦戸がふわりと棚から降り

安田の隣のソファーに腰かけながら

話しだした




錦戸「向こうでの雪は

ホンマにすごかったんや」



その言葉に安田が大きく頷いた



錦戸「敵に捕まっても

相手の腕に噛みついたりな

敵が来ると扉を開けて

立ち向かってたんや」




その言葉を丸山は静かに聞き




丸山「・・・・そうだったんだ」




そして雪はこっちに帰る為に

必死に戦っていたと悟った




安田「やけど帰る時に現れた敵の時は

何もせんかった」



その言葉に丸山の瞳が怪しく光る





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