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Dye D? 3

第50章 喪失  13【理由】







その言葉に大倉が衝撃を受けた



大倉「雪は命を襲われたの?」



錦戸は苦笑いをして答えた



錦戸「まぁ、いろいろとな

俺たちもあってんやん」



錦戸の誤魔化した言葉に

大倉は寂しそうに微笑んだ




大倉「そっか・・・・」





辛そうな大倉の背中を

丸山は優しく撫でて励ましたのだ

そして優しく聞いたのだ




丸山「じゃぁ

その時に盗まれたとしたら

赤ちゃんはどこにいるの?」




横山はその言葉に考えながら





横山「それは分からんが

俺なら

絶対に見つからん場所にやけどな」



安田「見つからん場所?」



その安田の言葉に

横山は笑いながら答えたのだ




横山「それは

自分の命がかかってるからや」



すると丸山が言った




丸山「双子の命がって事?」



すると横山は首を振った




横山「二人を生きさせて

自分の処分もかかってるからな

それが命がけなんや」



その言葉に村上が驚いた



村上「自分の処分てなんや」



理解できない顔の仲間に

横山は言ったのだ



横山「そいつは

死神のルールを破ったらしいわ」




錦戸「死神のルールて?」




不思議そうな顔をした仲間に笑いながら言った



横山「俺は死神のボスと約束した

その破った奴を捕まえるとな」



皆に動揺が走った




安田「ちょ、なに勝手に決めてるん?」



安田は焦って言った


錦戸「ちゅうか問題が増えてるやん!」



怒りながら言う錦戸に



横山「まぁ

結局はそいつを捕まえられんと

赤ん坊も分からんしな」





丸山「結局は通じてる問題って事だね」



その言葉に横山は頷いた




渋谷「そんな大きな問題に俺らは

勝てるんか?」



意地悪気に言った渋谷に

横山は顔を上げて言った





横山「あと2時間後にな・・・」




その言葉に意味を理解してる者

理解できない者がいた



この時間を耐えたら

問題は解決すると

横山は信じていたのだった





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