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Dye D? 3

第42章 カード








 隣の部屋では

丸山と渋谷とミヨが過ごしていた





丸山はミヨを自分の前に座らせて

胸の黒いモノを探るように

深紅の瞳を光らせ

ミヨの胸を見つめていた




渋谷はその丸山を静かに見守るように

窓際に立って見守っていたのだ




どのぐらいの時間が過ぎただろうか

突然、丸山がため息をつきながら



丸山「だめだ・・・・

何も見えない・・・」




丸山は悔しそうに呟いたのだ



その言葉に

渋谷は静かに受け入れるような表情で



渋谷「さよか・・・」




そう言うとミヨを見た



ミヨは二人の言葉に反応するように

静かに俯いた




ミヨは丸山が見えないのは

自分が悪いと感じていたのだ

そう思っていたのだ

だから二人の顔を見る事が出来なかったのだ





その様子を見ていた渋谷は

ミヨに聞いてみた




渋谷「なぁ、アンタはさ

死にたいん?

死にたくないいん?」




その言葉にミヨの身体がビックっと動く

すると丸山は探れない原因を考えて




丸山「気持ちの問題てこと?」



渋谷に聞いてみた

渋谷は冷たい目線を

逸らさずにミヨを見ていた



ミヨは見られている事が

辛いように俯き続けていた





渋谷「自分で未来を願わん奴に

明日はこんで?」





そう冷たく告げると

窓の外に視線を向けたのだ





ミヨはこの屋敷に来てから

何度、渋谷にこんな風に励まされただろと

思っていた





冷たい言葉だが

誰よりも強い言葉で

自分を励ましてくれていた



強くなれと・・・・


この闇の住人に・・・・





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