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Dye D? 3

第30章 喪失  9





 横山は廊下を一人

ある場所に向かって歩いていた




横山には一つの考えがあったのだ

それを確かめるために




力が無い今

横山が頼れるのは己の知識だった



その知識で今回の戦いに勝つために

賭けにでようと思ったのだ




静かにゲストの扉の前に横山は立った



そして、ゆっくりと扉をノックした


返事もなかったが

横山は姿勢一つ変える事はなく待っていた



しばらくすると扉が静かに開いた




ミナ「・・・・はい?」




ミナは何があったのかという

表情で横山を見る

その表情を確認すると頭を下げながら




横山「失礼いたします・・・

少しだけ、お時間はよろしいでしようか?」



横山の言葉にミナは無言で頷いた



ミナの返事に横山は微笑むと



横山「ありがとうございます・・・」



そう告げると


もう一人のゲストの

ミヨの方の扉に向ったのだ




ミナは何が起きるのだろうと

不思議な顔で横山を見ていた




横山は隣の部屋の扉の前に来ると

同じようにノックした




ミヨもしばらくすると扉を開けた


横山は同じように頭を下げると


横山「失礼いたします

少しお時間をよろしいでしょうか?」




ミヨにも丁寧に聞いた

ミヨはもう一つの部屋の前に

ミナが立っている事を知ると

驚いた顔を見せたが静かに頷いた




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