第19章 数日振りに
あっという間に帰る時間になり、時々練習中に誰かの視線を感じた、きっと、こーしなんだろうな
明日は扇西高校との練習試合らしい
「あ、仁花ちゃん着替え終わった?送るから待ってて、私も着替えてくる、ももこちゃんも一緒に帰ろ?」
『あ、その「いえ、そんな!逆に私が送るべきというか何というか!」』
「いいからいいから」
潔子さんが何処か嬉しそうに手を振っては走っていってしまう
「あ、あの、!桜乃せんぱい!」
わ、わわ私の事か、久しぶりに名字呼ばれたな、何処か緊張した面持ちの谷地ちゃん、まともにあれから話してないもんね、そりゃあ、緊張もするよね
『!?あ、え、どどうしたの?』
「あ、いや、その」
本当に可愛い子だな、こう守りたく?なる感じ
『あ、えっと、私のこと、ももこでいいよ、桜乃って最近あんまり呼ばれてなくて反応出来ないと申し訳ないから』
「あ、ははひ!!もももももこせんぴゃい!」
ほんと、可愛いな「谷地さん!!!!」
まるで突進してくるようにしょーよーがやって来る
「谷地さんマネージャーやる!?」
「あっ、えーっと「よね!?」」
「ヘイ!1年ガール!ヘイ!」
「君、是非烏野バレー部に入ってくれたまえよ」
「え!?」
「君がいると」
「ふわふわ、楽園が見える」
龍とゆーがやって来ては、何故か頷きあって言葉を述べる
「そんな勧誘があるかバカ!」
「ゴメンねえ、馬鹿でねえ、全く」
キャプテンが龍とゆーの頭に拳骨をしては、こーしがやって来ては謝るもこっちに視線を向ける、慌てて視線を逸らすも
「い...いえ!その嬉しいです。劇とかやっても絶対'その他大勢'の1人なんです、村人Bとか木とか、だから'村人B'の私をあんなに一生懸命誘ってくれて、凄く嬉しかったです」
「_でもやっぱり私ではお役に「わかるぜその気持ち」」
私も潔子さんに一生懸命誘われたな、懐かしいや
村人B、か、脇役の配置そのものだ、私は、わたしは
「帰んべ?」
『え、あ、え、?「大地!俺今日は送ってくから、明日なー!」...こーし!?』
「あ、おい、菅!」
「...?どうしたんだ、菅のやつ」