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あなたの声が聞きたくて【another story】

第7章 岩泉一【番外編】3





ー岩泉ー









昔からみんなの憧れの的で、言い方は古いかもしんねーけどマドンナ的存在だった優を数多の手からかっさらってった俺。


優が好きだった奴らから散々文句を言われ解放されたのは深夜のことだった。


「はじめって強そうなのに実はお酒弱いよね」


「るせー…」


ほんのり顔が赤い程度のコイツは俺より呑んでたのにケロッとしてやがる。つまりはザル。


酔っ払うことは滅多にない。



「ねーはじめ」


「あ?どうした」


「私達夫婦だよね?」


「なんだよ改まって…そうだけど」


「じゃー…」



赤ちゃん作ってもいいんだよね?



耳元で誘うように言った優。



前言撤回。コイツかなり酔ってたわ。


仄かに香る甘い酒の匂いに酔いしれながら桜色の唇にかぶりついた。


なだれるようにベッドに向かい、


そして____














あとはご想像にお任せ「すんなボゲッ!!」




だそうです。





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