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あなたの声が聞きたくて【another story】

第7章 岩泉一【番外編】3









式場とお世話になった方々に挨拶を済ませやっと解放された夜。



「じゃあ私達二次会行ってくるね?お母さん達はまだしばらくこっちに居れるんでしょ?」


「えぇ。明後日までは居るつもりよ。ね、岩泉さん。」


「そうよ、私たちは気にせず楽しんでらっしゃい」


二人の母の言葉に背中を押され私たちは既に出来上がっているであろう二次会へと足を運んだ。



「主役の登場だよーん」


今日のために貸し切った大きい料亭。

そうでもしなきゃ人が入り切らなかった。


「おっそーい!オッサン組もう潰れちゃってんだけど!」


部屋の隅を見ると机と仲良く頬擦りし合って気持ちよさそうに寝ている我らが監督たち。それより徹、監督たちをオッサンよばわりするんじゃありません。



青城組に引っ張っていかれたはじめは誓いのキスの事をからかわれながら過ごし、私は女の子たちに囲まれハーレム状態で過ごした。





たくさんの人に祝われ、

たくさんの幸せをもらった。





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