第1章 運命の人になれない運命の人
「……」
その次の日、やっぱり女子は
みんな陰口を言ってるふうで
まぁ、話すことなんてないから
困らないけど
でも、このまま友達ができないのは
やだなぁ
「だぁぁぁぁあああ!!!」
「っ!?!!、?!」
「ヒデ!?!」
このときクラスは騒然としただろう
「なんで話しかけてこねぇんだよーー!!」
「え、え、え?」
ど、どうしたらいいんだろう
「俺達、友達だろうが!!」
「え?いつ友達に?」
自然と言葉がでた
「ほら、ヒデ、わかってないよ?
ヒデはいつも唐突だからなぁ」