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第1章 運命の人になれない運命の人
「な、永近くん!
な、なぁにー?どういう意味ー?」
そっか、そういうことか
男の子にはモテておきたい子か
それなら私に構う前に
そういう方に時間を使えばいいのにな
「知ってんだぞ
昨日お前がこいつに日誌やらせてんの
そんなに文句言うなら自分でやってけよ」
「そ、そんなの!」
「そんなの?」
「な、なんでもないわよ!
もういいわ!じゃあね!!!」
壁側に立っていた私にわざと肩をぶつけて歩いて行った
「痛……」
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