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青春あやまち論2【黒子のバスケ】

第20章 側にいたい






私の留学騒動が収まり、私はお礼と報告を兼ねて北棟の屋上へ足を運んだ。

が、そこに黛さんの姿はなかった。

次の日も、その次の日も…。

いつ行ってみても黛さんはおらず、そうこうしている内に三年生は自由登校の時期に入ってしまい、結局それ以来黛さんを見かけることはなかった。



そして、今日は三年生の卒業式。

最後に一目だけでも黛さんの姿を見たい…というか存在確認をしたい。

と思ったのは私だけではなかったようで、式典には私、レオ姉、コタちゃん、永ちゃんが参加した。

四人で(一名居眠りしてたけど)注意深く卒業生の中からその姿を探したが、最後の最後まで見つけることはできずに卒業式は終わってしまった。

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