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青春あやまち論2【黒子のバスケ】

第20章 側にいたい




いや、元々黙ってるつもりだったのよ?

それでも流石に悪いと思って、私は咄嗟に謝った。


「昨日、虹村さんからも連絡があったんだ。『俺が言っても聞かないから、止めてくれ』とね」

「修ちゃん…」


あーぁ…もう私ってば、色んな人に迷惑かけちゃったわ…。

私が項垂れていると、征十郎が突然立ち止まった。

それにつられて私も立ち止まる。


「華澄…頼みがあるんだ」

「頼み…?」


真剣な表情。

私の瞳を真っ直ぐに見つめる征十郎。


「俺の側にいてくれ。俺から離れるな」


その言葉に私は目を見開く。

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