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青春あやまち論2【黒子のバスケ】

第20章 側にいたい




こんなにも…こんなに私のことを思ってくれる人がいたんだ…。

そんなことも知らずに勝手なことをしようとしてしまっていた自分自身に呆れる。


「皆さん…勝手なことをして…ごめんなさい。これからも…洛山バスケ部のマネージャーとしてサポートさせていただきます」

「おうっ」


私が頭を下げながら言えば、優しく微笑む部員たち。

そのことが照れくさくて、私は涙を零しながら笑った。


「ところで征ちゃん。今日の練習はどうするの?」


レオ姉は意味深な笑みを見せながら征十郎に問いかける。

その問いに征十郎は笑みを浮かべながら答えた。


「今日は自主練にでもしようか。俺はこのまま華澄と帰るとするよ」

「あらぁ…ふふっ」


自主練を言い渡された部員たちは、それぞれ帰ったり、そのまま残って練習を続けたり…とさまざまだ。

征十郎は着替えるために一度部室へと行ってしまった。

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