• テキストサイズ

青春あやまち論2【黒子のバスケ】

第16章 奇跡は起きない




その後は3Pの…正真正銘、シューター対決で、どちらも一向に譲らない。

しかし、押しているのはレオ姉で、日向さんもレオ姉相手にどこまで持てるか、といった具合だ。

そしてついにレオ姉は日向さんのシュートを止めた。


「…ふーん。レオ姉、あれ撃つ気なのね…」


”あれ”とは、レオ姉の撃つ三種のシュートのうちの一つ。

『天』に『地』…そして『虚空』。


日向さんは跳ぶこともできずに、そのシュートを見送った。

その後の日向さんは木吉さんにパスし、火神に繋げて得点を重ねるも、SG対決は思ったよりも早く終わりを迎えた。

『地』のシュートをレオ姉は放ち、ホイッスルが鳴る。


「DF黒4番1バスケットカウント、ワンスロー!」


勝負はレオ姉の勝利だった。


「む!?おうおう、どしたあ!?急にやる気出してきたじゃねぇか」

「別にここまで手を抜いてきたつもりはないぜ。ただ、そろそろ俺もいいとこ見せんとな…!勝負だ、根武谷!!」


終わったSG対決に引き続き、次に始まったのはC対決らしい。

ボールが木吉さんの手にまわった。


「…いいねぇ。俺も筋肉あったまってきたとこだ。あん時のリベンジさせてもらうぜ!」

「……?」

「…あ?」


永ちゃんの言っていることが、何のことだかわからない様子で木吉さんは頭の上に「?」を浮かべ、それを見た永ちゃんも妙な表情を浮かべた。

/ 422ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp