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青春あやまち論2【黒子のバスケ】

第11章 夏の大三角形なのよ?



すると、レオ姉は頭の上に「?」を浮かべて首を傾げる。


「華澄ちゃん…これ六枚も貰ったの?」

「いえ、五枚ですよ」

「ええっ?!ってことはカスミン行かねーの?!」

「?そのつもりですけど…」


そりゃ、見に行きたいというのは山々だが、拝観券は五枚。

そう考えれば、私なんかよりも日頃疲れてるスタメン組に気持ち的にリフレッシュしてもらった方が、断然いいに決まってる。


「ダメダメ!カスミンの分が無いんだったら、あんたやっぱ来なくていいよ!」

「おい…」


コタちゃんは失礼にも黛さんにそう言う。

当然、そんなことを言われた黛さんはコタちゃんを睨んだ。


「ダメですよ。私が皆さんに見てきて貰いたいんですから」

「でも、そんなの悪いわよ…。拝観券を貰ったのは華澄ちゃんなんだし…」

「何を話しているんだい?」


レオ姉が片手を頬にあて、困った顔をしていると、そこに現れたのは征十郎。

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