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青春あやまち論2【黒子のバスケ】

第10章 どんな顔をするのかな



征十郎の姿を見たレオ姉たちは、何故か顔が真っ青。


「征ちゃん、違うの!これは…」

「何だ」

「違ぇって!だからその…」

「は?」

「いや、だからな…えーっと…」

「だから、一体何なんだ」


一体何のことだかわかっていない征十郎は、先程から口を濁す三人に眉を顰める。


「藍川が一昨日京都駅前で、男と抱き合ってたんだよ」

「黛さん?!あんた何で言っちゃうの!?」


いつまでも慌てふためいたままの三人を余所に、黛さんは答えた。

黛さんの何の迷いもないその行動に、三人はさらに慌てた。


「華澄、どういうことだ」


黛さんの言葉を聞いた征十郎は、目を細めて、私に言った。


「男と言っても、修ちゃんのことよ?日本に帰って来てたから会ってたの」

「へ?修ちゃん…?」


私の答えに、コタちゃんは拍子抜けしたように声を漏らした。

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