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青春あやまち論2【黒子のバスケ】

第10章 どんな顔をするのかな





「藍川。一昨日、京都駅の前で抱き合ってたのって誰だ?」

「?!」

「「「え!?」」」


修ちゃんを見送った翌日の練習前。

私が体育館へ入ってくるなり、そんなことを言いだす黛さん。

勿論、体育館には私と黛さん以外に部員は多くいるわけで、私たちは端っこにいるはずなのに体育館にいる部員全員がこちらを向いた。


「おいおい、それホントかよ!!」

「デートってまじだったの?!」

「華澄ちゃん、どういうことなの?!」


一番食いついてきたのは案の定、この五将の三人。


「いや…その…」

「ホントだぜ?背の高いイケメンと抱き合ってたのを偶々見た」

「ま、黛さん…!」


黛さんは無表情だが、明らかに楽しんでいるのがわかる。

今ほど、普段の黛さんへの態度を悔やんだことはない。


「どうしましょう…!征ちゃんに何て説明したら…」

「僕がどうかしたのか?」

「あ、あ、あ、赤司?!」


レオ姉が慌てふためいていれば、征十郎のご登場。

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