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青春あやまち論2【黒子のバスケ】

第2章 聞いてないわ



言ってやりたいことはまだ山ほどあるが、征十郎に止められたことによって、私は一度口を閉じた。

くっそぉ…あとで修ちゃんに電話して愚痴ってやるわ。


「まず一つ目だが、お前は僕のマネージャーをするためだけに洛山に来ているんだ。全国的にもお前の実力は認められている。いくら女子マネージャーを募集していないとはいえ、それをしないでどうする。監督も華澄ならば、と特別に許可を出してくれた。連絡をしなかったのは、僕も毎日練習に参加していたんだ。お前に一々連絡している暇などない。それにお前だって何の連絡もよこさなかったではないか、お互い様だ。最後に僕が主将を務めているのは、部員全員が僕の実力を認めた当然の結果だ。わかったか」

「……」


息継ぎをすることなく、淡々と征十郎は言う。

尤もらしく、自分の言うことは全て正しい。とでも言いたげに。

そして、これもまた受け入れろ、という目。

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