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青春あやまち論2【黒子のバスケ】

第2章 聞いてないわ



長い袖を少し捲り、私は渋々ながら近くにいた男子マネージャーの先輩に仕事内容を尋ね、働く。


「(というより、今日私は見学者のはずなんじゃないの?どうして働いてるのよ)」


それでもあの征十郎の命令は絶対だ。

嫌でも従わなければいけないわけで、私はその日の練習が終わるまでせかせかと働いた。





「ちょっと、征十郎!私はあなたに言いたいことが山ほどあるのよ」


練習が終わり片づけまで終わらせた私は、先輩マネージャーに案内され、バスケ部の部室前で征十郎を待ち伏せた。


「何だ」

「まず、どうして勝手に話を進めてしまうの?いつの間に私は洛山のマネージャーになっていたわけ?卒業式以来会ってないとはいえ、携帯という便利なものが現代にはあるじゃない。連絡くらいしなさいよ。それと、どうして征十郎が主将になっているのよ、あなた一年生でしょう?あとは…」

「一度に言うな」

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