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澤村くんとトラウマ少女【HQ!!】

第18章 夏の終わり









ものすごい勢いで憐れみの視線を向けられてるあたし。きゃー見ないでーとか言ってみようかな。



及「べにちゃんケータイは?」


「ちかが持ってる。」


松「財布。」


「ちか」


国「わぁー詰んでますね。」


「国見くん地味に傷付くからヤメよか。」


国見くんはジワジワと抉ってくるよね。棒読みだから更につらいかな。


岩「とりあえずみんなで烏野探すべ」


うぇーい。と部活のような返事をして背の高い浴衣の集団が歩き始めた。



慌ててついて行こうとしたら後ろから来た団体客にぶつかられ、前から来た客に人混みから弾き出された。


「ったた、、、これだから人混みは嫌いだ。」


こけはしなかったものの、慌てて青城のメンバーを探すけどどこにも見当たらない。


あんだけ背高いのに見つからないって、、、


ほんとツイてな「ったー!ぶつかったなら謝れよなー!」


及「あっ!ベにちゃんも弾き出されたの?」


「及川、、、」



あーほんとツイてない。


及「そんな顔しないでよ!それより、人少ない所行こ?」


及川が言うと危険度が8割くらい増すそのセリフ。警戒心を強めれば慌てて否定し始めた。


及「怪しい事なんてしない!イヤらしい事もぜっっったいしない!!したら二度と口聞かなくて良いから!約束するから!ね?」


あまりにも必死に言うからちょっとだけ信用してみることにした。


「変な真似したら社会的に抹殺するから。」



そしたら及川はバレーでも見ないくらい、


優しい笑顔を浮かべた。




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