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【嵐小説】 Rainbow
第8章 秘密の時間
「あの…」
「ん?」
「そろそろ離れて…近い」
「あ、そっか」
そう、普通の壁ドンと違って両手を曲げて顔を挟むように置いているから、余計に顔が近いの。
「恥ずかしいんだ」
「はい…」
「可愛いね」
耳元で、甘く囁かれる。
「っ⁉︎」
ゾクゾクとした何かが、身体中に走る。
「あれ、耳弱いんだ」
「そ、そんなことっ」
「どうだか…フゥッ」
と、耳に息を吹きかけるニノ先輩。
「ひゃっ⁉︎」
「やっぱり弱いんじゃん」
「こんなことされれば、誰だってこうなります!」
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