第3章 スキ？キライ？

ーー次の日ーー


私は登校した。


渚くんの事を考えながら。


教室に入った。


｢あ、ハルっちおはよー！｣


｢おはよー、ハル｣


｢おはよ、カエデ、メグ！｣


｢そういえば、ハルって好きな人


いるの？｣


｢え？｣


｢ハルっちの好きな人知りたーい！｣


｢カエデまでっ。｣


｢教えてー！｣


｢誰にも言わないからさ。お願い。｣


｢わかったよー、誰にも言わないでね？｣


｢うん！｣


｢了解。｣


｢渚くんだよ。｣


｢ま、悪くはないよ。優しいからね。｣


｢応援する！ハルっちの事！｣


｢私も｣


｢ありがと！｣


｢告白しないの？｣


｢いや、昨日会話したんだけど、


渚くん、好きな人いるんだってさ。


ほら、私、あんまり可愛くないでしょ？


だから、どうしようか迷ってる…｣


｢大丈夫だよ。失敗する前から


落ち込んでないで、頑張ろうよ。


私達も協力するから。｣


｢片岡さんの言う通りだよ。


やってみないとわからないよ！


それに、ハルっち私よりは可愛いんだから


大丈夫だよー。｣


｢(´･д･｀=´･д･｀)ｨﾔｨﾔ、可愛くないから。


でも、ありがと。メグ、カエデ！


頑張ってみる。今日の放課後


実行する。｣


｢うん。早めにやっといた方がいいかもね


さて、どうやって告白するか。｣


｢確かハルっち、渚と同じ方向だよね？


だから、一緒に帰って、別れ際に告白


は、どう？｣


｢いいね！まあ、ハルの自力と実行力


も必要だね。｣


｢そうだよねぇ。ま、良くても悪くても


結果、メールで教えるね。｣


｢わかった、頑張ってね！｣


｢ハルっちファイト！！｣


｢うん、ありがと！｣


ーー放課後ーー


｢ハル、一緒に帰ろ♪｣


｢渚くん。いいよー｣







｢渚くん、いつも一緒に帰ってくれて



ありがとう。｣


｢僕、ハルと一緒にいると楽しいんだよね♪｣



｢そうなんだ。…そんな渚くんが好きです。｣


｢え？｣


｢渚くんに好きな人がいるのは


前知ったけど、どうしても伝えたくて。｣



｢…。｣