第5章 三角関係
渚くんと別れた瞬間。
それを察したように携帯に電話がかかってきた。
「カルマくん…?もしもし」
「あ、ハル。今何処にいる?」
「家に向かって帰ってる。」
「そか。じゃ、今からハルの家行っていい?」
「え、いいけど。」
「了解」
なんで私の家に来るんだ?
相談とかかな。
ギューッ
「!?」
「あはっ♪ ハル可愛い」
「か、カルマくんか…」
後ろから抱きしめられたから
ビビった…
「此処がハルの家か…おじゃまします」
「そんな緊張しなくて大丈夫だよ。
一人暮らしだから。」
「一人暮らしで一軒家って…ハルは
お金持ちだねw」
「そんな事無いよ。」
「そうなんだwてか、ハルって誰と付き合って
るの?ww」
「え?なんで?w」
「なんか気になった。」
「そかw」
「で、誰なの?渚くんとか?」
「う、うん…」
「あ、そうなんだ。でも…
俺にすれば…?俺の方がハルを幸せに
したり、寂しい思いさせないけど。」
「…気持ちは嬉しいよ。でも…ごめんね。
カルマくんとは付き合えない。」
「了解。俺、応援すっから。
でも、たまに手出しちゃうかもww」
「えww」
「あ…じゃあ、彼氏がダメなら信頼出来る
心友は?ww」
「あ、いいかもw」
「じゃ、改めてよろしく。」
「うん!」
「(やっぱりハル可愛い…)
そういえば、ハルの部屋どんな感じ?」
「んー?汚いw」
「えwでも入ってみたいw」
「後悔しないでねw」
「了解w」
ガチャ
「ね、汚いでしょ?」
「いや、めっちゃ綺麗。
これの何処が汚いのw」
「そうかな?」
「本とかちゃんと整理されてるし。
ハルらしい部屋だね(ニコッ)」
「ありがと。あ、なんか飲みたいのある?」
「あ、なんでもいいよー。」
「お待たせ、はい。いちご煮オレ。」
「あ、俺の好きなヤツ知ってたんだw」
「まあねw」
「あ、あと。今更だけどお菓子ありがと。
凄く美味しかった。」
「よかった。」
「また作ってw」
「はいはいw」