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新・妖魔が巣食う街

第1章 平和な日々の終わり


「そう、それで魅湖はどうするの?」
美鈴が魅湖に尋ねた。
「私は、この家を守る義務があるわ。」
魅湖が美鈴に。
「私の見立てでは、望お母さんは過労なんかじゃないわ。」
魅湖が美鈴に。
「それって、どういう事なの?」
美鈴が魅湖に。
「うん、妖怪化現象よ。」
魅湖が美鈴に。
「妖怪化現象・・」
美鈴が呟いた。
「間違いないと思うわ。」
魅湖が美鈴に呟いた。
「妖怪化現象って、妖怪との間に子供を作った場合稀に母体である人間がリバウンドし、妖怪となってしまう現象だったわね。」
美鈴が魅湖に呟いた。
「ええ、そういうことになるわね。」
魅湖が美鈴に。
「だとしたら、望さんは妖怪になってしまうわね。」
美鈴が魅湖に呟いた。
「ええ、そうなったら大変な事になるわね。」
美鈴が魅湖に呟いた。
「ええ、まさかとは思うけれど町中ではもう・・・」
魅湖が呟いた。
「まさか、妖怪化現象が起こっているって言うのね。」
美鈴が呟いた。
「ええ、潜伏期間は20年から28年と言われているわ。」
魅湖が美鈴に。
「それでは、望さんは発症していると言うのね・・。」
美鈴が呟いた。
「うん、私はさとりさんに電話しておくから、お姉ちゃんはお母さんに電話をしてこの事を伝えておいて欲しいの。」
魅湖が美鈴に。
「お母さんなら、病院へ行ったわ。」
美鈴が魅湖に。
「わかった、ではこちらで伝えておくわ。」
美鈴が魅湖に。
「任せておいて・・じゃあ、また電話するから。」
魅湖は呟き、電話を切り大学病院へ電話を掛けた。
「魅湖か、どうかしたのか?」
雄哉が魅湖に。
お母さんの様子はどうなの?」
魅湖が雄哉に尋ねた。


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