第18章 Happiy
_ソウイウコトハッキリイワナイ!_
「もういいし。」
_シュウチトイウモノガナイノカ?_
「あるっちゃある。」
_オマエハオカシクナッタノカ?_
「なってはいない。」
微風はやれやれと首を振った。
_ワタシハアタラシイコトガワカッタ_
「何?」
_ソトヘデロ_
「はいはい。」
エスメラルダは微風とともに外へ出た。
「で、何するんだ?」
_ミテイロ_
部封は少し離れるとエスメラルダに背を向けた。
「?」
すると・・・
微風の姿がある生物へと姿を変えた。
「龍?」
黒い龍が目の前に現れた。
「なるほどな。私の能力のコピーか。」
龍は再び微風に戻った。
_ドウダ_
「その姿の使い方は私が教えよう。」
_ソウシロ_
そういえば最近微風はエスメラルダの影に戻らない。
まぁ、別に構わないけど。
寝るときは部屋の外で座って寝ていた。
エスメラルダは自分の部屋で寝ることを勧めた。
だが断るのだ。
「部屋を使えばいい。」
_イラナイ_
「いや、サボの部屋の前に居座られても困るのだ。」
変なことが聞こえたら・・・うん。怖い。
_アイツノヘヤノマエガオチツク_
「だから困るのだと言っている。」
_ナンデ?_
「言えるか!」
_ジャアズットイスワルゾ?_
「何笑っている。」
微風は薄ら笑いを浮かべてエスメラルダを見ている。
「最中にこいつの喘ぎ声聞こえるのがイヤなのさ!」
低い聞き覚えのある声。
「サボ!起きたんだな。」
_アエギゴエ・・・?_
「//////微風・・・戻ろうか?」
「聞かせてやろうか?」
「このドアホ!!」
「冗談に決まってるだろ?」
_ワカッタ、ヘヤツカウ_
「絶対だぞ?」
「自分の影だろ?信じてやれよ。」
_ソウダソウダ_
2人に負けた・・・。
「ハイハイすいませんでしたー!」
「エスメラルダ、髪伸びたか?」
「あぁ、そうだな。」
「前みたいになってきた!」
サボがエスメラルダの髪をひとふさ手に取った。
「お、おい。」
そっとその髪に口付ける。
_ナニシテル_
「おい!私情に首突っ込むな!!!」
「微風・・・頼むからやめてくれ。」
_ワカッタワカッタ_
微風はスッと姿を消した。
「これで平和にイチャイチャでき・・・」
「しない!」