• テキストサイズ

光と闇に潜む龍【サボ】

第18章 Happiy


遠征から帰ったサボ。

「おかえり。」

「ただいま!!」

再会するなり抱きついてくるサボ。

「おい!いきなりなんだよ。」

「嬉しくねぇのか?」

「嬉しいけど・・・。」

ま、いっか。

エスメラルダもサボの体に手を回して抱きしめた。

「ごめん。」

「いいって!会えなくて寂しかったのはお前もだろ?」

「・・・あぁ。」

サボは離れた。

「あぁ、そう言えば・・・」

ゴソゴソと取り出したのは小さな包み紙。

「何だ?」

「開けてみ?」

エスメラルダは封を開けた。

そこから出てきたのは・・・

赤や青で飾られたブレスレット。

「綺麗だな。ありがとう。」

さっそく身につけるエスメラルダ。

「似合うぞ!」

「お礼は・・・何だろう。何かないかな。」

「お前でいい。」

「は?・・・んん・・・・・」

サボに引き寄せられて唇が重なった。

「んはぁ。//////こんなので・・・いいのか?」

「勿論!夜もな!!」

あー・・・。

そうきたか。

「いや・・・それは・・・。」

「何でだ?」

「別に・・・。嫌なわけじゃない、けど!」

「じゃあ決まりだな!!」

「あっそ。」

・・・。

ガタン・・・

サボはそのまま倒れた。

「おっ!おい!!サボしっかりしろ!!」

スー、スーと寝息が聞こえる。

「何だ・・・寝てるだけか。」

エスメラルダはサボを部屋に運んで寝かせた。

「お疲れ様。」

そしてサボの額にキスをした。

離れている間エスメラルダもキツかった。

まぁ、しかたないだろうがな。

「寝てないのか?」

何故こんなに疲れているんだ?

コンコン

「ん?」

入ってきたのはコアラだった。

「サボ君!って寝てるのか。」

「あぁ、今はそっとしといてやってくれるか?」

「仕方ないなぁ。後でいっか。」

「用事があるのか?」

「大したことじゃないからいいよ?」

コアラはじゃあねと出て行った。

「私はすることないし・・・。」

ここにいるか。

サボが起きたら・・・。

まぁ、どうにかなるか。

エスメラルダはサボの横に椅子を持っていき、座って本を読んでいた。

_ヒマナラ・・・_

「暇じゃない。」

_アッソウ_

「悪い、微風。明日はできないかもしれない。」

_ナンデ?_

「腰痛になる可能性がある!」
/ 139ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp