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私の隣は君

第10章 *9話*



「有彩!!やめろよ!望彩は赤の他人なんかじゃないよ!!」

そうだよね、だって私...

何しても通じない。
危害を加えなくても、暴言吐かなくても、居るだけでみんなを不快にさせちゃうんだ...

そう思うと涙が流れた。

「有彩、てめぇ!!!」

お兄ちゃんが有彩ちゃんの胸ぐらを掴む。

「ふざけんな!!寄って集って望彩をいじめんなよ!!!」

確かにお兄ちゃんの目から、
私への優しさが感じられたのだ。

「なんだよ、みんなして....っ」
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