第15章 胸の鼓動

「たいしたことはないんだが、最近気が抜けすぎているようだから、注意しようと。」

「す、すみません。」

「考え事か・・？」

「はい・・。すみません。」

「なら、早く解決しておいで。」

「わ、わかりました。」

「それだけだ。もう帰っていいぞ。」

「・・・。はい。失礼します。」

はぁ・・・。やっぱり怒られた。

でも、解決しろって・・・

赤司君のことなんだけど！！

も～どうしよう・・・早いこと解決しなきゃ。

また、怒られちゃう・・・うぅ・・。

「どうしよ～う！」

そのまま。もやもやして帰った。

夜もずっとそのことばかり考えていて寝つきが悪かった。

あぁ・・・。ほんと、どうしよう。