第13章 小さな出会い
頭がふわふわ・・・
つい、ボー・・・っとしてしまいそうな
そんな帰り道だったことしか覚えていなかった。
結局、ちゃんと試合として見ることができなかったな。
そうして休日は終わった。
短かったような長かったような・・・
そんなこんなで上履きを履こうとしていた。
「おはよう。藍」
「え?」
急に声をかけられてビックリした。
聞き覚えのある今の声。
赤司君だった。
「お、おはようございます!!」
「何を驚いているんだい?」
「い、いえ。」
そのまま。学校を一緒に歩いていた。
気が付けば廊下をもう、こんなに歩いていたんだ・・・
「そういえば、昨日来ていたね?試合」
「え!?気が付いていたんですか?!」
「あぁ。丸見えだったよ。黄瀬や黒子にも会ったんだろう?」
「え、、っと。はい」