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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《3》

第8章 覚醒と勝敗




ボールがナッシュへと回り再び赤司と対峙するも、彼は赤司を抜き去りそのまま立ちはだかる緑間に魔王の眼をつかった

未来を見た彼は緑間を前にロッカーモーションをし、バランスを崩させ彼を抜いた

そんな彼を止めようと火神は「このっ…いかすかよぉ!!」とブロックに跳ぶもダンクを許してしまった




「なっ…」


「マジかよ!!なんて奴だ!!2人かわして火神の上からそのまま…」


「ナッシュにはまだ上があるというのか!?」


[おお…!]


[来いよサル共、とどめさしてやる]


「ぐっ…」


「まさか…」


「…明らかに今までと動きが違うのだよ」


「派手な技で翻弄する路上バスケットかの動きから洗練されムダのない正統派バスケットの動きになっている

だが変えたと言うにはあまりに馴染んでいる。おそらくこれが本来の姿、力・速さ・技…全てが完全無欠のナッシュ・ゴールド・Jrの全力だ…!」



そんな声に青峰は「だからってビビッってるヒマなんてねぇぜ」と言いながらボールを拾い、「どれだけ強かろーが、んなもんあのカス共に負けていい理由になるかよ」と言って彼らを頷かせた

その後競り続ける両チームはついに残り時間32秒で87対91と、再び4点差にまで追いついた




「決めたぁー!!再び4点差!一進一退!!両チーム譲らずー!!」


「だが…時間がない!!」


「残り30秒!!」


「うわあ頼む!!なんとかしてくれぇ!!」

「くそっ!!あと一歩…あと一歩が縮まらねぇ…!」


「この時間で6点差になってしまったらもう追いつけない…次こそ止めなければ終わりだ…!!」


[…と思ってんだろうが、ムダだオレは止められねぇ。トドメさしてやるよ]



そう言いながらドリブルをつくナッシュの前で赤司は落ち着いた雰囲気を出しており、緑間が「…赤司?」と不思議に思ったのか顔に出していると、彼は「…やはり、これしかないのか」と思い、目を瞑り、僕とオレで会話を始めた





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