第3章 ~二次試験~
「じゃ、僕はこれ出しに行ってくるから」
「うん、ルイならきっと合格できるよ」
そんなゴンの言葉を背に試験官のもとへ行った
「審査、お願いします」
【メンチside】
「来たわよ、ブハラ」
6つの皿を器用に運んでくる001番
見ただけでも、火加減がよくて美味しそうなのがわかる
「審査、お願いします」
左から豚肩肉と野菜の炒めもの、生姜焼き、トンカツ、角煮、
から揚げそして燻製焼き豚
なるほどね、豚もも肉は燻製焼きにしたのね
フォークで一口分を取って食べる
途端に口に広がっていく味
舌の上で溶けるようなやわらかく、コクのある肉
ただ料理をしただけではこんなにやわらかくはならない