第3章 ~二次試験~
“スタート”その言葉を聞いて一目散に駆け出した
周囲に人がいないのを確認してから能力を発動する
「十人十色・・・【食】」
刹那、食に関しての膨大な情報が頭に流れ込んでくる
その中からビスカの森についての情報を引き出す
生息する豚は1種類、グレイトスタンプ
世界一凶暴な豚と言われ、大きく頑丈な鼻で敵を押しつぶす
額を殴打することが仕留めるコツ
なるほど
わかったところで、円をして探す
「見つけた!」
どのように料理するのかは決まっているので仕留めに行く
だが、その料理の数が多いので時間が無くなる前に急がなくてはいけない
僕は少し速度を速めた
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念について
◆十人十色
それぞれのことに特化した10個の能力
2つ同時に使うことはできず、一つ一つの能力に制限時間がある
一つ目の能力【食】 制限時間・2時間
料理に特化した能力
食べただけでどんな食材、調味料を使っているかがわかる
◆作った理由
森で迷子になったとき、料理が出来なくて飢え死にしそうだったから