第2章 ~一次試験~
「だ、騙されるな・・・そいつは嘘を吐いているっ!!!
そいつは偽者だ 試験管じゃない!!
俺が本物の試験管だ」
「偽者?どういうことだ」
「じゃあ、こいつはいったい・・・」
馬鹿だね
サトツさんが偽者なわけがないよ
だって、本物の試験管・・・ハンターたるものが傷だらけで
しかも、偽者に試験を乗っ取られるなんて
そんなのがハンターなんて笑っちゃうよ
そのあと、偽者がサトツさんの顔をした人面猿だっけ・・・
その説明を長ったらしく言ってた
刹那、偽者とサトツさんに数枚のトランプが飛んでいった
偽者はあっけなく刺されたが、
サトツさんは指と指の間で受け止めた
「ふふふ なるほどなるほど・・・
これで決定、そっちが本物だね」
うん、やっぱりね
少し殺気立ってたから何かしでかすと思ったよ、ピエロ