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食べたくなるほど愛してる

第2章 笑顔はきっと涙の後で




あれから1週間たった今日、


私は退院しました。



「金木君、ごめんね
荷物持たせちゃって」


「ううん、大丈夫だよ」


「あ、のさ、月山さんは……」


そう。

退院だというのに月山さんは

隣にいない。


望みすぎだとは思うけど

ちょっとさみしかったり


「え、えっと……わかんないや!!」


にへらと戸惑いながら笑う金木君。

それをみて変なの、と思いながら

空を見上げた。



「あのさ、ちょっとこのまま、
あんていくに行こうよ!」


金木君の提案に私は

迷いなしに頷いた。



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