第2章 笑顔はきっと涙の後で
「月山さん?」
この僕をいつまでも想っていてくれ
なんて、言えるわけない
僕たちは一緒にいれることはないのだから
いつこんな想いになったのかはわからない
でも、僕は僕なりに
君を守りたいと思う。
「金木君、月山さんが疲れてるみたいだから
今日はやっぱりあんていく行かないや」
「わかった!
それじゃあ月山さんも」
「あ、あぁ」
金木君なら、君を大事に出来るだろう
「月山さん、帰りましょう?」
だが、
僕は、君にさえ彼女を譲れないんだ
「Oui、送るよ」
笑う顔は僕だけに見せて
月山side~end~