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遠い記憶の中の思い出

第4章 月が綺麗な夜



闇の中に急に光がさしてきた
ああ、朝がきたのか
全部夢だったのか
誰かが自分を呼んでいる

またいつもの癖で遅くまで寝てるからお父さんが下から呼んでいるのかもしれない

やっと元の世界に戻れたのか

「おは、よ…?」

あれ?
見渡してみてもまわりは暗いままだ

「大…です……大丈…ですか?」

ん?誰かが自分を照らしながら声をかけてる

「大丈夫ですか?」

太陽の光だと思っていたものはどうやら自分を照らしてるこの懐中電灯のようだ

起きてよく顔を見てみると自分より少し年上かなという感じの男性が私のことを心配そうに見つめていた






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