第1章 彼女はいきなり現れました。
容姿などの設定はストーリーに入っております。
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キュッ、キュッ
バッシュの音でいっぱいになる体育館。
ガシャンッ
やや無理矢理入れられたかのようなシュートの音。
ここ、誠凛高校でいつものように練習をしていた。
監督が呼ぶまでは・・・
ピピィーーーーッ!!
ホイッスルの甲高い音がバッシュやシュートの音を消した。
リ「みんな、ちょっと集まってー!」
リコがみんなを集めニコニコと笑っている。
黒「監督・・・まだ、練習終わる時間じゃないですよね・・・?」
訝しげに部の監督に聞く。
リ「え?まだ、終わらないわよ?今日は、新しい部員を紹介するわよっ!!」
生き生きとした表情で声で・・・そう言う。
リ「んじゃぁー・・・入って!!」
入口の戸が静かに開く。
私服を着たある一人の少女が近づいてくる。
彼・・・黒子 テツヤはその姿に見覚えがあった。
白い肌に黄緑の瞳。
雪のような真っ白な髪。
監督の隣に立ち、にこりとも笑わず無表情の彼女を・・・