第6章 40センチの差…1
桜が散り始めた4月の終わりの朝。
ちょうど学校へ登校途中の私、武原柊はー
「君カワイイねー、学校サボってオレらとどっか行かない?」
ただいま俗に言う不良に絡まれています。
ど、どうしようどうしようどうしよう‼︎
待ってなんで朝からこんな人たちがいるの⁉︎
ちゃんと夕方まで寝てようよ⁉︎
ヤダ怖い怖い怖い‼︎
何も言えずに立ち尽くす私。
そんな私に彼らは笑う。
「おいおい、この子怯えちゃってんじゃん!震えてさー!」
「うわー、カワイイ!」
「もうオレこの子お持ち帰りしちゃおうかなー」
「お前それ犯罪w」
「…………」
待って本当に怖い!
というか「お持ち帰り」って何ですか⁉︎
どうしよう、逃げたい逃げたい逃げたい!
ゲラゲラ笑う不良たち。
周りには一応人はいるけど皆見て見ぬフリをして助けてはくれない。
固まる私。
お願いだから、もう誰でもいいから誰か助けて‼︎
そう思ったからなのかどうなのか。
「おいおい、朝からナンパとか面白いことしてるねー、な、研磨」
「…」
誰かが、来た。