第2章 始まり(R18)
「っ...!!」
(うそっ!嫌っ...!)
もちろんキスなんてした事ない
こんな二重人格なんかと...
初めては好きな人とがよかったのにっ!
「んっ...ん~~!!」
なんとか離れようともがくがビクともしない
顔を動かそうにも後頭部を掴まれて動けない
(本当...最低っ――!)
パンッ!
生徒会室に乾いた音が響いた
「......っ」
無我夢中に叩いた彼の左頬
唇が離れると彼は私を見下ろしゆっくりと口角を上げた
「...あ、雨宮君が...変なことするから」
視界に映る彼がぼやける
目の奥が熱い...
(なんで...こんな事になってしまったんだろう......)
「お前が悪い...」