第10章 -Episode2- 新しい家族
それから1ヶ月後、事件は無事に幕を閉じ百合は心身ともに復帰。
宏光は今まで金髪にしていた髪を焦げ茶色にまで戻し
大学へも毎日真面目に通うようになった。
ちなみに宏光は福祉の分野をとっている。
そして......
「百合~!今日は俺と一緒にお風呂入ろ~♪」
「うん。」
「「兄貴(宏にぃ)ずるい!!」」
「太輔は昨日入ったし裕太は一昨日入っただろ!」
「「......。」」
「百合、新しいおもちゃ買ってきたからそれで遊ぶか!」
「うん、遊ぶの。」
「おもちゃで釣るなんてずりぃ......」
「こないだまでの宏にぃはどこいったんだよ......
別の意味ではあのままでよかったのに......」
すっかりシスコン化とした宏光なのであった。
_現在
「ちょちょ待って......私、襲われてたの?(汗)」
(しかもそのひとりがりょうすけって......汗)
「ほんと兄貴のせいでどうなるかと思ったぜ、あの時は......
ってかあんな怖い思いしておきながら忘れてるんかい!」
「......。」
「何視線逸らしてんだよ宏にぃ(笑)」
「っだって......」
(昔の俺恥ずかしぃぃぃ......)
「まっさかあの時の宏にぃがここまで変貌するとか凄いよな......」
「逆にお前らは安定だな。」
「「だって百合可愛いしぃぃ♪」」
((昔のロリ百合はめちゃくちゃ可愛かったなぁ......))
「今思えば、最初あったあの夜の日はめちゃくちゃ可愛かったよなぁ......」
(あの構ってよ感が可愛かった......♪)
「......
今私はそれが大迷惑です まる」←