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ウサギとオオカミ

第10章 -Episode2- 新しい家族


「っでも私は......!
宏のこt..「馴れ馴れしく呼ぶんじゃねぇ。」っ...」



「よくも百合を傷つけてくれたな。
怒ってんのは、俺だけじゃねぇ......」



「......よくも、よくも百合を怖い目に合わせてくれたな。
10歳以上離れている子供相手にここまで本気になるなんてよ......
兄貴以上に馬鹿だな。」



「しかもこんな大人数で......卑怯って言葉、学校で学ばなかったの?
中学生の俺でも知ってんだけどなぁ......」



「......お前は、卑怯者だ。
百合の純粋な気持ちにつけ込んで、
自分は何もしていないかのようにこいつに手出しをするよう仕組んでる......

とんだ卑怯女だな。
今まで絡んできた女の中で一番最低女だよ......」



「っ......」



「俺は、俺らはお前もアイツ等も絶対許さない。
今すぐにでも警察に送ってやる......」



「っそれはいy.「お前らが犯した罪はでけぇんだよ。」



「とっくに警察は呼んであるよ、
詳しい事情は百合に聞けば全部わかるし俺らもこうして目撃してるしね。」



どうやら裕太は既に119番通報していたらしい。



「俺らの大事な百合を傷つけたこと、刑務所で後悔すんだな。
......百合、もう大丈夫だからな?」



「っぅん、太にぃ......」



「っく......」



「逃げようとしても無駄だ。
もう近くに警察が来ている......」



パトカーのサイレンの音がだんだんと大きくなっていった。



そして時期に警察がやってきた。






「少女を無事に保護!目立った外傷はありません!」



「よし、周りにいるもの達全員を捕獲しろ、詳しい事情を聞く。」



こうして来奈達は警察署に連れて行かれ百合は保護された。



「っ百合......無事で良かったよ......」



裕太は涙を流しながら百合を抱きしめた。



「裕にぃ......怖かったの......」



「俺の考えが甘すぎた......本当にごめんな?百合......」



「大丈夫なの。」



百合は首を横に振った。



「百合......」

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