第8章 ♡Story6♡ ヒロインの秘密
ぽちゃーん...
「ふぅ......
まさかあんな怖いチャンネルに替えられるなんて思ってもみなかったよ......」
「くぅん?」
(そんなに怖かったの?)
「そう......私がああいうのが苦手だって知っているくせにわざとかけやがったのよ!?」
「「わんっ!」」
((それは実に酷い!))←
「そのおかげで今夜はぐっすり眠れる気がしないよ......」
「「くぅん、くぅぅん......」」
((大丈夫、今日は僕(私)が一緒に寝てあげるもん......))
「レオとマロンは優しいねぇ......今日はなんとか寝れそうだよ。」
二匹の頭を撫でる百合。
「「くぅぅん......」」
((あの兄貴共、許すべからず!))←
そして風呂から上がった百合は2階に上がり自分の部屋に行った。
「......あれ百合、もう寝んのか?」
キッチンで洗い物をしている宏光は2階に上がる途中の百合に声をかけた。
「うん、睡眠不足になる前に寝る!」
「でも明日は土曜だぜ?」
「いいのっ!明日はりょ...玲美ちゃんと買い物だから!」
(やっばぁ......一瞬涼介っていうところだった......(汗)
今日の昼休み、一緒にデートに行くって約束したんだよなぁ.....)
「ふぅん......」
(友達と買い物か......
でも玲美ちゃんの名前言う前に誰かの名前言おうとしてたような......)
「じゃあお休み!」
「ほいよぉ......」
(なぁんか怪しいっ!)
「兄貴......百合の奴もう寝たの?」
「うん、買い物行くみたい。」
「買い物って?......ハッもしや山田と!?」
「いや、友達の玲美ちゃんと行くって.......」
「なぁんか......怪しくね!?」
「怪しいって何が?」
「なんとなく。」←
「なんとなくかい!」