第4章 ♡Story3♡ 学校へ乱入!?
百合Side
「「ごちそうさまでしたっ!」」
兄達が学校に来たと知らない百合は丁度お昼を食べ終わったところだった。
「はぁ美味しかったぁ♪......ぁ、そうだ百合!
デザートのいちごがあるんだけど食べない!?」
「いちごっ!?うん、食べる!」
「......じゃっ!はい、あ~んして♪」
いちごを小さなフォークで刺し、百合の口元に持っていく涼介。
「嫌に決まってるじゃん(笑)
普通に頂戴!」
百合はフォークから苺だけを取り、口に頬張った。
「あ゛ぁぁ!?」
(あーんしたかった......(泣))
「うまっ❤」
(やっぱりフルーツって美味しい!)
仲良く食べ終わった二人。
「なぁ、これからどうする?」
「うぅん......また屋上に行こうよ!あそこ気持ちいいし!」
「だなっ!」
二人はベンチから立ち上がり、屋上に向かおうとする。
丁度その時...
「「「っ百合!!」」」
二人の後ろから、百合の聞き覚えのある声が複数聴こえてきた。
「......百合って、ここにいる百合?」
「っな゛!?」
(ま、まさか......何で宏にぃ達がここに!?
今日仕事ないのっ!?)
百合を見つけた3人は百合の元へ走ってくる。
「え、え、え?あの人達こっちに来んだけど(汗)」
「お、お兄ちゃん......」
顔を引きつらせる百合。
「お、お兄ちゃん!?」
(なぜ百合の兄ちゃん達がここに......(汗))