第7章 二人で一人
アツヤくんが士郎くんの中に…
というより、とりつくこと二日間…
そんなにいつもとは変わりはなくて、
普段とDFの時は士郎くん。
シュート打つ時はアツヤくん。
幼い頃言ってた。
二人で一つが本当になった。
でも…
二人ではなくて、一人の存在。
アツヤくんはもう居ない存在。
そんなのわかっているけど…
わかってはいるけど……………。
私はどうしたらいいかわかんない。
でも、正直…
嬉しい…。
三人でいれることが……。
いつか、
その二人が北海道からいなくなるなんて、
思ってもいなかった。